園庭・園舎紹介

園舎外観のコンセプト

01〜 園の思い 〜

明治初期の開拓当時の厳しさの中でも「学ぶ」ことの重要性を認識されていた先達の精神を汲み取り、どのような環境であっても次代の子どもたちに「学ぶ」ことの大切さを教えていった寺子屋の精神を具現化しました。

そして、可愛いらしい概観。いわゆる、幼稚園っぽい建物から脱却することで、上品さと洗練さを感じ取れるものにしたかったのです。

それが、恵庭における教育の発祥の地、私立洞門小学校(寺子屋)から続く、恵庭幼稚園の園舎に込めた思いです。

 

〜 デザイナーのコンセプト 〜IMG_9837

メインコンセプトは、既存施設を大切にしながら、教育の場としての寺子屋らしさ、品のあるおもむき、一人ひとりの園児の人格形成を育む場にふさわしいデザインです。

その基本理念は、本物志向です。

板張り+土壁風を用いることで、優しさ、懐かしさ、あたたかさを寺子屋としての品位を持たせ、他には類を見ない独自の教育の場を創造しています。

新しく生まれ変わる恵庭幼稚園が、今後とも園独自の教育の特色と共に、教育目標に沿うものとして「つよい身体」「よい心」を持った「賢い子」が育つ場になることを祈念いたします。 平成17年7月

設計/デザイン architecture & design Atelier Team TERRA(アトリエチーム テラ)

 

園庭のコンセプト

“ 大地を床、空を天井、緑なす樹木を壁とした自然の教室 ”

子どもは本来、一日中動き回り、遊び回って、夜には疲れて寝てしまうものです。子どもの生活そのものが遊びであり、大部分が身体的活動であるともいえます。“ 大地を床、空を天井、緑なす樹木を壁とした自然の教室 ”というコンセプトは、そんな子ども達の本能的な欲求を満たす空間づくりという考えから設定しました。

「自然スペース・オープンスペース・道スペース・アナーキースペース・アジトスペース・遊具スペース」の6つに分類し、「自然」「遊び」「暮らし」という異なる3つのテーマが共存する空間をつくりました。

土と水と緑の匂いが子ども達を温かく包み、「驚きと発見」「創造と挑戦」の毎日が積み上げられていきます。

 

園舎のコンセプト

「恵庭幼稚園では3年間で3つの幼稚園に通います。」

そう表現しても良いくらい、学年ごとに空間構成が変わります。

①遊びを中心とした年少の空間

②しつけを身につける年中の空間

③やりたいことができる年長の空間。

魅力的な園舎内部を紹介します。

 

~ 3歳児の空間 ~

①身支度など生活習慣を身につける空間②思いきり遊び込める空間③先生から教えてもらう空間(設定保育)で構成しています。初めての集団生活で必要なことを専用の空間で学んでいきます。

 

~ 4歳児の空間 ~

黒板、机、イスの学校スタイルによる1クラス1教室で構成しています。一年間同じ仲間と同じ空間で過ごすことを通して年長そして小学校へ向けての集団生活を学びます紹介

 

~ 5歳児の空間 ~

活動に応じて空間を選べるように、オープンスペース、和室、キッチン、アトリエ、図書室といった多様な空間を構成しています。「年長になったら使える」5歳児の活動空間は、すべての子ども達にとって憧れの場所です。

 

〜 共用スペース(ミルルーム) ~

玄関の横にあるちょっとしたスペース。サンスクリット語(古代インドの言葉)で出会うという言葉の「ミルルーム」。1歳~5歳までの遊具が揃い、子どもだけではなくお母さん達のミーティング場所としても使われています。薪ストーブと木の温もりがステキな出会いを優しく包みます。

 
 遊び、学び、生活”「やりたい」が「できる」目的別の空間

子ども達の教材は画用紙や粘土、遊具といったものだけではありません。芸術性や創造性は、部屋に飾られている植物や絵画、置いてある家具、インテリアとしての雑貨等、空間を構成するすべてが教材となります。「遊び込む3歳児」「基本を学ぶ4歳児」「生活を創り上げる5歳児」各学年のねらいに応じて多様な空間を用意しています。

 

 

北清の森のコンセプト

恵庭で生きる子ども達だから

恵庭は寒冷地稲作発祥の地 です。森と共に生き田畑を 耕すことは恵庭を知ること でもあります。田畑は園に あります。でも、森はあり ません。公園ではなく本物 の森を通して、五 感で恵庭を感じてほしいと 思います。故郷の自然の思い出は、一生の宝物です。

 

消費ではなく生産を

今、子ども達は消 費に囲まれて生きています。 自分から動かなくても食べ るものも遊ぶものも用意さ れています。そして、使い 終わったら捨てます。森の 中に捨てる物はありませ ん。倒木はキノコが分解し て土に還ります。枯葉は微 生物が土に戻します。森で 遊ぶために木で何かを作る。 食べる分だけ木の実をいた だく。消費する経験より生 産する経験で子ども達を育てたいと思います。

 

 人も自然の一部である

都市公園は人が作り出した 都合の良い自然です。それ で自然をわかったなど言え るはずがありません。「人 知の及ばぬ自然に畏敬の念 を抱き、自然と共に生きる」 これは知識ではなく直感で す。人も自然の一部である と感じた子どもは将来にわ たって自分と自然を大切に するでしょう 。