全国学力調査

今年も小学6年生と中学3年生で全国学力調査が行われました。
今年は3年ぶりに理科が実施され、その内容には少し驚かされました。

というのも、理科の問題のほとんどが観察と実験ばかりだったからです。
算数と国語は、A問題B問題に分け、基本と応用を見る問題が作られていました。
同じように理科も基本的知識(暗記)を問う問題と応用の問題で編成されるかと思ったのですが、
ほとんどが観察と実験。

これは、今後の学力が20世紀学力と言われる知識集約型から
21世紀学力と言われる知力活用型に移る中、
学校で問われる学力も大きくシフトしているということです。

具体的な問題を見て、感じることがありました。

例えば「振り子」の問題。
振り子の長さやおもりの重さを変えると、振り子の動きはどう変わるかという問題でした。
知識を使って答えられなくもないですが、小さい頃から遊んでいる子どもは
身体感覚によって本能的に答えることも可能です。
なぜなら、振り子はそのままブランコと同じだからです。
ただ、いつも同じブランコで遊んでいては答えられません。
自由に使えるロープであったり、森の中にあるようなハイジのブランコであったり
色んな経験をしている子どもは、身体感覚で答えることが出来るでしょう。

他の設問にはメダカの問題もありました。
ただ、実際にメダカを見たことがある子は北海道にどれくらいいるでしょうか。
園庭でメダカを自由に捕まえたり、森でヤマメを釣ったり。
そういった実体験が知識を身体化し、知恵へとつなげていくのでしょう。

暗記を否定するわけではありません。
知識は知恵を活かす材料です。
材料が無ければ知恵も活かしようがないですから。

しかし、材料だけ合ってもものは作れません。
そのためにどうするか。
やっぱり遊ぶしかありません。

それも決められた遊びではなく、自由な発想の遊びです。
今回の全国学力調査を見て、あらためて幼少期(小学3年生頃迄)に
思いきり遊ぶことの大切さを感じました。